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Paul Anka / Headlines (1979年) - アルバム・レビュー

2017年08月02日
AOR名盤(1979年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Paul Ankaの1979年のアルバム『Headlines』の紹介です。
Paul Anka / Headlines (1979年)
Paul Ankaはカナダ出身のシンガー・ソングライター。「Diana」(57年, 米2位)、「Lonely Boy」(59年, 米1位)、「Put Your Head On My Shoulder」(59年, 米2位)、「Puppy Love」(60年, 米2位)などの大ヒット曲の作者であり、Frank Sinatraの代表曲である「My Way」の英詩を担当したことでも知られる。

60年代初めまでに隆盛を極めた大スターというイメージがあるが、その後も精力的に曲やアルバムを制作し、「(You're) Having My Baby」(74年, 米1位)のヒットによって70年代中盤のチャートに復帰。時流を捉える感度が高く、同郷のDavid Fosterのフレッシュな才能にもその頃から注目し、アルバム制作に起用していた。

本作『Headlines』は、Paul AnkaがDavid Fosterを大きく起用した最初の作品。Fosterがリズム・アレンジを担当したタイトル曲「Headlines」ではタイプライターの効果音を巧みに使うなど、時流を意識したエレガントなポップ・ロック・サウンドになっている。ちなみに、この曲ではPaul Anka本人が実際にタイピングをした。

共作も含めて全曲がPaul Ankaのオリジナル。Paul Ankaらしい甘美なバラードの「Andi」とメロディの瑞々しい「Life Song」以外を共作している。

穏やかな曲調の「As Long As We Keep Believing」は、優れたソングライターのBarry Mann & Cynthia Weil夫妻との共作。シングル・カットされ、ACチャートでは29位をマークした。

David Fosterとは「Never Get To Know You」と「Learning To Love Again」の2曲を共作。フレッシュなロック・サウンドと美しいバラードの組み合わせだが、どちらも華やかなオーケストレーションで包まれており、とてもエレガントな仕上がり。

「Learning To Love Again」は、David Fosterの83年のファースト・ソロ・アルバム『』に収録の美しいインスト曲「The Dancer / 氷上のダンサー」の原曲と言われている。聴き比べると面白い。

●収録曲
1. Headlines - 4:54
2. As Long As We Keep Believing - 3:40
3. Andi - 3:33
4. Never Get To Know You - 6:34
5. Learning To Love Again - 5:28
6. I Can't Get Over You - 3:29
7. Together Again - 3:00
8. Life Song - 3:20
9. Leave It All To Me - 5:30


◆プロデュース: Michael DeLugg, Paul Anka(vo)

◆参加ミュージシャン: Fred Tackett/Jay Graydon/Larry Carlton(g), John Pierce/Mike Porcaro/Neil Stubenhaus(b), David Foster/Neil Larsen/Terry Trotter(k), Michael Boddicker(sy), Mike Baird/Rick Shlosser(ds), Joe Porcaro/Victor Feldman(per), Tom Scott(sax), Chuck Findley(tp), Adam Mitchell/Jim Haas(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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