音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサーリンク

Bill Champlinの1978年のアルバム『Single / 独身貴族』。
Bill Champlin / Single (独身貴族) (1978年)
Bill Champlinはカリフォルニア生まれのベテラン・シンガー。60年代から活動しており、ロック・バンドのSons Of Champlinを率いて65年から77年まで活動したのちにソロに転向し、セッション・ヴォーカリストやソングライターとして精力的に活動を続けた。Chicagoの元メンバーとしても知られており、82年の名作『16 / ラヴ・ミー・トゥモロウ』からChicagoに加入し、2009年に脱退するまでキーボード、ギター、ヴォーカルを担当している。ChicagoというとPeter Ceteraのイメージが強いが、在籍期間はBill Champlinの方が長い。

ソロ・アルバムはこれまでにライヴ盤も含めて8枚を制作しており、本作はファースト・ソロ・アルバム。Sons Of Champlinを解散してからChicagoに加入するまでの間に制作されたアルバムである。

本作ではまだ駆け出しのDavid Fosterをプロデューサーに起用。Fosterの他にTOTOのメンバーやJay Graydon、Michael McDonald等、この後のAORシーンを牽引する主要なミュージシャンが集い、活気に満ちたフレッシュなサウンドが生まれた。

私がAORを聴くようになった最初の頃に出会ったアルバムで、1曲目の「What Good Is Love」を聴いて、その溌剌としたメロディとガッツのある演奏をとても気に入ったことを覚えている。

この曲はHarry GarfieldとJay Graydonによる共作だが、残りは全てBill Champlinの作/共作。David Foster等が共作者となっている。

「I Don't Want You Anymore」は、ファンキーでノリの良いリズムとフュージョン・タッチの洗練された演奏の両方を味わえる好ナンバー。ただ勢いがあるだけでなく、サウンドの細部まで緻密に練られているところがこのアルバムの良さだ。

「We Both Tried」はメロディの美しいロマンティックなバラードで、Bill Champlinのソウルフルな熱唱を味わえる。Robbie Dupreeも80年のデビュー作『Robbie Dupree / ふたりだけの夜』でこの曲をカヴァーした。

Bill Champlinのヴォーカルは表情豊かでパワフル。また曲ごとのクレジットがないので詳細は分からないが、Jeff Porcaroと思われるしなやかで引き締まったドラムスも随所で聴こえてくる。

昨年7月にソニーの「AOR CITY 1000」シリーズからCDが再発されており、お薦め。アルバム全体がポジティヴなムードに満ちており、聴くと元気をもらえる。

●収録曲
1. What Good Is Love - 3:40
2. I Don't Want You Anymore - 3:56
3. We Both Tried - 4:56
4. Yo' Mama - 4:09
5. Fly With Me - 3:59
6. Love Is Forever - 3:59
7. Careless - 3:53
8. Elayne - 3:30
9. Keys To The Kingdom - 5:08


◆プロデュース: David Foster(k)

◆参加ミュージシャン: Bill Champlin(vo, g, k), Jay Graydon(g, sy), Steve Lukather/Ray Parker, Jr.(g), David Paich(k), Steve Porcaro(sy), David Hungate/David Shields(b), Jeff Porcaro/Larry Tolbert/Duris Maxwell(ds), Jerry Hey(horn), Marty Paich(strings), Daryl Hall/Bobby Kimball/Michael McDonald(bv), etc


関連記事

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



2017/05/20 19:54 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(2)
コメント
ダリル・ホール
こんばんは。
私も大好きな1枚です。何と言っても1曲目ですよね。一発で分かるジェイ・グレイドンのギター。撥ねるリズムはジェフ・ポーカロ。大好きです。
このアルバム、実はダリル・ホールがコーラスにクレジットされているのですが、彼の声がなかなか聴きとれず。どの曲に参加されているのやら。翌年、ホール&オーツはフォスターのプロデュースで大ヒットを飛ばすことになります。この時代、TOTOを中心とした繋がりを感じさせますね。
2017/05/20 20:25 240 URL [ 編集 ]
Re: ダリル・ホール
240さん、こんばんは。

240さんもこのアルバムの記事を書いていたのですね。本作の1曲目のクレジットが『Jaye P.Morgan』の1曲目「I Fall In Love Everybody」と同じであること、240さんの記事で初めて知りました。なるほど、曲のフィーリングが同じですね。勉強になりました。
2017/05/20 20:51 Warm Breeze URL













 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
https://coolsnd.blog.fc2.com/tb.php/9-065c8fc1
カテゴリ

+ボタンをクリックするとツリーが開きます。

スポンサーリンク
プロフィール

Warm Breeze

大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。
70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

最新記事一覧
AOR名盤(1980年) - Larsen-Feiten Band / Larsen-Feiten Band 2017/10/22
AOR名盤(1982年) - Michael McDonald / If That's What It Takes (思慕(ワン・ウェイ・ハート)) 2017/10/20
AOR名盤(1984年) - Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) 2017/10/18
AOR名盤(1983年) - Brenda Russell / Two Eyes (出逢いのときめき) 2017/10/16
AOR名盤(1977年) - Michael Franks / Sleeping Gypsy 2017/10/14
リンク
AORの名盤 330選AORの名盤 330選
AORの名盤 約330タイトルを厳選して年代順に紹介します。
Rock(ロック)の名盤 435選Rock(ロック)の名盤 435選
ロックの名盤 435タイトルを厳選して年代順に紹介します。
ロック、ジャズのお薦めCD BOXセットロック、ジャズのCD BOXセット
ロックやジャズのお薦めのCD BOXセットをジャンル別に紹介します。
ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクションベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクション
番組の冒頭映像で流れるアルバム・ジャケットを紹介します。
Progressive Rock名盤Progressive Rock名盤
プログレッシヴ・ロックの名盤を紹介します。
Hard Rock名盤Hard Rock名盤
ハード・ロックの名盤を紹介します。
Warm Breeze (Twitter)Warm Breeze (Twitter)
管理人が気ままにツイートしています。
アクセスランキング
お気に入りブログ
ローリングウエストさん
『逍遥日記』
rolingwest.exblog.jp
240さん
『音楽の杜』
y240.exblog.jp
アクセスカウンター