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The Sons Of Champlin / Loving Is Why (1977年) - アルバム・レビュー

2017年08月12日
Rock / Pops名盤(70年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Sons Of Champlinの1977年のアルバム『Loving Is Why』の紹介です。
The Sons Of Champlin / Loving Is Why (1977年)
The Sons Of Champlinは60年代から70年代にかけてサン・フランシスコのベイ・エリアを中心に活動したロック・バンド。バンド名はリーダーのBill Champlinの名前から取っている。

Bill Champlinはカリフォルニア生まれの実力派シンガーで、The Sons Of Champlinを率いて65年から77年まで活動したのちにソロとなり、セッション・シンガーやソングライターとして精力的に活動した。81年にはChicagoに加入し、約30年もの長きにわたりキーボード、ギター、ヴォーカルを担当している(2009年脱退)。

本作はThe Sons Of Champlinのラスト・アルバム(通算7作目)。この時のメンバーは7人で、Chicagoのようにホーン・セクションを擁している。R&B、ファンク、ブラス・ロック、ブルー・アイド・ソウル、ゴスペルなどの要素がミックスされたアルバムだ。

Steely Danの初代ヴォーカリストのDavid Palmer等の書いた「Saved By The Grace Of Your Love」と、このアルバムの前年に他界したブルース・シンガーのJimmy Reedに捧げた「Big Boss Man」(J.R.の61年の曲)を除き、全曲が彼らのオリジナル。その殆どをBill Champlinが手がけているが、「Doin' It For You」と「Love Can Take Me Now」の2曲はベーシストのRob Moitozaの作である。

David Fosterが参加した前作『A Circle Filled With Love』ではわりと洗練された音を出していたが、本作では気取りのない無骨なスタイルに戻った感がある。本来の彼らのスタイルなのだろう。また、約半分の曲のタイトルに「Love」を入れる温かいバンドである。

Bill Champlinは翌年にDavid Fosterのプロデュースする『Single / 独身貴族』で爽やかにソロ・デビューする。長髪をやめ、ロマンティックなバラードも歌うスタイリッシュなシンガーとしてAdult Contemporaryシーンの表舞台を歩いていくが、その一年前までこういう無骨で温かい音楽をやっていた。

●収録曲
1. Saved By The Grace Of Your Love - 3:29
2. Loving Is Why - 3:10
3. Whatcha Gonna Do - 3:52
4. West End - 3:41
5. Big Boss Man - 3:48
6. Time Will Bring You Love - 3:46
7. Doin' It For You - 3:34
8. Where I Belong - 3:02
9. Let That Be A Lesson - 2:45
10. Love Can Take Me Now - 3:36


◆プロデュース: Christopher Bond(sy)

◆参加ミュージシャン: Bill Champlin(vo, k, g), Terry Haggerty(g), Geoffrey Palmer(k, sy), Rob Moitoza(b, harmonica, vo), Jim Preston(ds, per, vo), Steve Frediani(sax, flute), David Farey(tp)
with Ernie Watts/Jim Horn/Tom Scott(sax), Chuck Findley(tp), etc

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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